深夜のタワークレーン解体作業|タイムラプス映像付き
浅井工務店では、先日15階建マンション建設現場にて「タワークレーン解体作業」を行いました。
屋上に設置したカメラで撮影した映像を元に、作業の推移をタイムラプス映像とともにご紹介させていただきます。
地上からではなく、屋上からの映像なのが、一般の方には新鮮に映るのではないかと思います。
工事概要
現場名:千種区15階建マンション建設現場
作業日時:2022年11月8日、9日 23時~
工事内容:タワークレーン解体工事
使用重機など:ラフタークレーン車(なんと130t)、運搬用トラック
作業人数:とび職5名、クレーン指導員1名、道路誘導員4名、クレーンオペレーター1名、現場監督1名
所要時間 1日目 約7時間・2日目 約3時間
屋上までの高さ 約45m(15階建)
タワークレーンとは|用途とパーツの説明
用途
高層建物などを建設する際に、なくてはならないのがタワークレーンです。
重い荷を、数十メートル上に吊り上げたり下ろしたり、重い荷を移動させるために使用します。
(今回使用したタワークレーンの定格荷重は1,000kgと、大変力持ちです。)
特に、今回の現場で使用した“内部建て”の、建物内部を貫通して仮設するタイプは、敷地が狭く重機の設置場所が建物外部に確保できないケースに適しています。
目的を果たし、役割を終えたタワークレーンは撤去され、また別の現場で活躍します。 ちなみに、今回の現場では、約9か月間使用しました。
設置風景
タワークレーン設置~工事が進んでいくようすです。(※この写真は、今回とは別の現場です)
建物の高さに応じてマストを追加し、タワークレーンの背も伸びていきます。
※途中からは現場シートに隠れるため、外からは最上部しか見えません。
パーツ名称
設置位置
タワークレーン解体工事に必要な手続き
道路使用許可(届出先:警察署)が必要です。
道路は本来「人・車両」が使用するもので、その妨げになるようなやむを得ない作業が発生する場合は、警察署の許可が必要です。
交通量や所要時間などを考慮し、許可内容が異なります。
今回は、作業に2車線必要な上にクレーン設置場所にバス停があり、最終便時刻が22:45分だったために23時以降の作業となりました。
工事のタイムラプス映像とタイムテーブル
※BGMがついていますので、視聴環境にご注意くださいませ。
作業の流れ
- 21:55 ラフタークレーン車現場到着
- 23:00 通行止め開始(4車線中、2車線)交通誘導員が配置される
- 23:03 ラフタークレーン車が動き始める
- 00:00 ラフタークレーン車アームが、約40分かけ屋上到達
- 00:12 現場前にトラック1台目到着
- 00:41 ジブが外され、下に降ろされる
- 01:11 道路でジブを解体してトラックに積む
- 01:34 トラック1台目出発
- 01:49 ガイドマストが、下に降ろされる
- 01:52 現場前にトラック2台目到着
(この辺りで、警察が来られ、『道路使用許可証』を確認していかれました。) - 02:02 トラック2台目出発
- 02:06 現場前にトラック3台目到着
- 02:14 マストが、次々に下に降ろされる
- 02:24 道路でマストを解体してトラックに積む
- 03:08 ラフタークレーン車アームを縮め始める
- 03:19 3台目のトラック出発
- 03:40 ラフタークレーン車、約30分かけアーム収納完了
- 03:59 通行止め解除
2日目は残りのマストを解体し、所要時間約3時間で全撤去を完了
お疲れさまでした!