『産後パパ育休(出生時育児休業)』を取得した社員の体験談
浅井工務店では、2022年10月施行の産後パパ育休(出生時育児休業)を早速取得した社員がいます。そこで、今回は弊社の取り組みを含めて、この産後パパ育休について紹介したいと思います。
はじめに
弊社内では、昨年から結婚と出産と妊娠など、おめでたいことが続いています。
そんな中、男性社員も子育てに積極的に参加できるよう、2022年10月施行の『パパ育休(出生時育児休業)』を取り入れました。今回は、パパ育休を初取得した社員の紹介と、弊社が社員満足に取り組む理由をご紹介します。
該当社員
今回『パパ育休制度』を利用したのは工事部門の20代男性社員です。
彼の奥様が、2023年3月に第一子を出産されたのですが、夫婦ともにご両親が遠方だったため、二人だけで初めての子育て挑戦となりました。
当然、奥様は出産直後ですし、二人とも初育児ということで右往左往の状態に!
会社に相談
初めての育児に戸惑う中「奥さんと赤ちゃんのそばにいてあげたい」という意向を聞き、会社は『パパ育休制度』を紹介。早速、パパ育休を1か月間申請してもらいました。
初めての出産ということで、産まれてからしか気づけない大変さがいっぱいあったようです。
『パパ育休制度』を利用してみた本人インタビュー
Q.『パパ育休制度』は、知っていた?
A.なんとなく知っている程度でした。総務の人に色々教えてもらいました。
Q.出産前は、なにを心配した?
A.病院を探すことです。どこの病院がいいのだろう?入院費用などは、どれくらいかかるのだろう?と、心配でした。また、日本語が母語ではないので、先生に相談したりするときのことも心配でした。
Q.出産は立ち会えた?
A.コロナウイルスの感染対策として、病院が立会いを許可していませんでした。
Q.子どもが産まれて、どんな気持ち?
A.とても嬉しく、幸せです。
Q.育休中の一日のスケジュールを教えてください。
A.一日の流れはこんな感じが多いです。
6:00 起床
7:00~ 朝ごはん作り 朝食
8:00~9:00頃 食事の片づけや掃除
10:00~11:00頃 お買い物
12:00 一緒に昼食
13:00~14:00 お昼寝
赤ちゃんは夜中にお腹が空き、2時ごろと5時ごろに泣くことが多いです。
ですから、自分も奥さんも寝不足です。
赤ちゃんのお世話をした経験がなく、うまくいきませんでした。でも、病院の先生や区役所の方々が、いろいろ教えてくださいました。
Q.困ったことはありますか?
A.赤ちゃんの健康状態と、奥さんの健康状態が心配です。
Q.育休は取りやすかった?
A.はい。取りやすかったです。
Q.これから、どうしていきたい?
A.これからは、もっと仕事をがんばります!
総務の部門長が自宅訪問!
本人も育児真っ最中の総務部門長(女性)が、その社員の話を聞いているうちに心配になったのか、お祝いも兼ねて自宅訪問。授乳の仕方や、授乳後の“げっぷ”のさせ方を指導するなど、なんとも心温まるできごともあったようです。心強い先輩です。
社員の反応
工事部門は人手不足とはいえ、他の社員、他の現場との間で調整をして、育休社員をサポートしました。
他の社員も家族の大切さやライフスタイルの変化を意識するよい機会になったと思います。『パパ育休』を取得する社員に対して、その社員の状況を支援し、仲間意識を醸成することにもなりました。おめでたいことなのでお祝いの気持ちを伝えたり、赤ちゃんの話を聞いたりするなど、自然と社員同士のコミュニケーションも増え、いいことがいっぱいです。
働きやすい職場づくりにつながる重要な取り組みのひとつだと、改めて感じました。
弊社が社員満足への取り組む理由
それは「仕事に集中し力を発揮するには、職場と家庭ともに良い環境であることが必要」という考えをもっているからです。
よい仕事をするには、まず心身ともに健全で、仕事以外のことで煩うことなく居られる環境が必要です。
よりよい状況で、共に長く働けることを重要視しており、健康管理や話しやすい環境づくりにも積極的に取り組み、社員の満足度向上を目指しています。
(弊社採用ページでも紹介しています。 https://www.asai-acc.co.jp/recruit/environment.php)
これから
以上のように、弊社では、社員が家族との時間を大切にし、仕事と家庭を両立することができる環境づくりを積極的に推進しています。
出産、育児、介護などで、キャリアを途絶えさせることなく、安心して長く働き続けられるように試行錯誤で歩んでまいります。
<参考>厚生労働省の『産後パパ育休(出生時育児休業)』紹介ページはこちらです。https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27491.html