浅井工務店

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建設現場見学レポート: 総務女性社員が見たマンション建設の舞台裏

  

弊社では、常に社員のスキルアップと組織全体の相互理解促進を図っています。
その一環で、部門に関わらず入社時に実施している「現場見学」を行いましたので、そのレポートをさせて頂きます。最後に見学に行った社員の感想を紹介していますので、必見です。

見学した現場について

この度、最近入社した総務(内勤)の女性社員2名が、初めての現場見学を体験しました。
彼女らが訪れた現場は、施工中のマンション建設現場です。
 ひとつは、2024 年5 月竣工予定のマンション建設現場(名古屋市中区栄)
 ひとつは、2025 年1 月竣工予定のマンション建設現場(名古屋市西区)
工期終盤の現場と、工期中盤の建設現場ということで、その違いも感じ取ることができたようです。

現場見学の意義

現場見学の前には、工事概要の説明や、注意点などのレクチャーをしっかり受けました。

現場では、経験豊富な現場監督から直接、工事の詳細・建設プロセス・安全管理などなど細部に至るまで、幅広い知識を学ぶ機会を得ました。
現場監督と共に作業現場を熱心に見学する彼女らの姿や、指導を受ける真剣なようすも見られました。

これは単なる見学ではなく、社員一人ひとりが多角的な視点を持ち、会社全体の発展に貢献するための重要なステップという位置づけで行っています。
現場のリアリティを肌で感じることで、オフィスワークで取り組むひとつひとつの業務の意味合いに気づくことができるようになるでしょう。
全社員が一丸となってより良いサービスを提供するための動機付けにもなります。
私たちの取り組みを通して、社員の成長はもちろん、お客様に対するサービスの質の向上を目指しています。

社員の感想

2023年11月入社 所属部門:総務 性別:女性

現場に行く前に、常務より設計から完成までの工程の説明を受け、現場へ伺いました。
最初に訪れたのは浄心の現場です。
「(型枠の)建て込み中」とのことでした。
木の板がたくさん貼ってあり、板には大きな釘のようなものがたくさん刺さっています。この板の反対側にも板を入れ、その間にコンクリートを流しこむのだと説明を受けました。
わたしはてっきり、鉄の型に流し込むのかな?と想像していたので驚きました!

図面を見せてもらいながら、エレベーター・階段・郵便宅配BOX・駐輪場の場所の説明を受けたのですが・・・。まだまったくその面影がないので、ここからどう変わっていくんだろうとわくわくしました。
クレーンがあったので、現場監督の葛谷さんに操作方法を教えてもらいました。なんと、リモコン操作でびっくりしました。

次に栄の現場を訪問。
建物の外観はできており、内装・外装工事中でした。
建設地は思っていたより狭かったので、ここにマンション建つんだ!と驚きました。
内装が完成している部屋から、まだ完成していない部屋まで見学させてもらい、オーナーさんのこだわり仕様の差別化外装タイルの貼り方ボードの種類下地の意味水道ガス配管床巾木の施工順など細かく説明してもらいました。

またコンクリートを流すのに1ミリもずれないようにしないといけない、工期を早めるコツは状況にもよりますが、1フロア1業者だと早く進められるとおっしゃっていて、その話が印象に残りました。
もうすぐ完成と思うとこちらもわくわくしました。

今回の現場見学を通し、言葉で説明を受けながら、想像だけだった工程を見ることができて少し理解ができました。
事務作業でサポートし、より効率化できたら現場監督方が働きやすくなり、もっと現場作業へ集中できることに繋がるのかなと思いました。
サポートするには、現場(他部門の業務)を知ることが大事だと今回の見学で勉強になりました。

2024年2月入社 所属部門:総務 性別:女性

現場の第一印象
西区の浄心では鉄筋を組み、コンクリートを流し込む前の状態だったため、これから完成に近づくと思うとワクワクしました。紙の設計図を見ながら今後の工事説明を聞いた時、ゼロから建物を作る大変さが伝わりました。

一方、中区栄は完成間近という印象でした。下層階から上層階に向かうにつれて工程の進み具合に差があり、内装工事の過程がわかりました。

現場監督からの説明
給排水系の管の設置位置の説明が印象に残りました。
写真のように、掘り下げられている箇所に設置されていました。
掘り下げない状態だと床の上に管を置き、その上に設備を設置するため家の中で高低差ができてしまうそうです。

以前私がホテルに泊まった際、ユニットバスの場所だけ高くなっていて疑問に思った経験がありました。今回内装設備について説明を受け知識を得ることができ、納得ができました。

栄では測量レベルを見ました。
写真ではお風呂場の設置場面ですが、部屋の中で高低差ができないように取り付けるための器具だそうです。

レーザー墨出し機
室内レーザーを発光し、水平や垂直の基準位置を出して、部屋の床は水平に、ドアなどは垂直に取り付けるために使用します。

測定機器類の紹介コラムはこちら


作業は、部屋の奥から進めていました。
理由は掃除にかかる手間や無駄を省くためです。時間や金額管理することも現場監督の役目だと知りました。

学んだ点や感じたこと
西区浄心では鉄筋を組みコンクリートを流し込む前、中区栄では設備・内装の施工~仕上げ段階のため、建物の建設過程を知ることができました。
見学を通じて改めて、建物を完成させるというのは、たくさんの人の協力により成り立っているものだと分かりました。
営業から施工、竣工まで数年もの時間をかけ、みんなで完成を目指す姿は達成感が得られる仕事だと思いました。

また、今のわたしの仕事は、現場の方が手に負えない部分をサポートしていると気づき、責任感が芽生えました
これからも現場の方を支えられるよう業務に取り組みます。

揺れるので手すりにつかまって・・・
とても繊細な作業だと感じました。

さいごに

今回現場見学をしてもらったのは、総務部として会社内で様々な事務作業や各部門の業務を間接的にサポートしていただく女性社員二名です。
普段は、実際の建設現場作業や建設現場の管理業務をすることも見ることもありません。
ですが、当社の最前線である建設現場を理解してもらい、自分たちもモノづくりの一員として自分が重要な役割を果たしていると感じてほしいと思い現場見学を実施しました。
この建設現場見学レポートでは、建設業界に携わる人たちとは違った感想や反応があり、それが既存の社員や関係者にとって新鮮であったり、新たな「気づき」になったりしました。
この建設現場見学を通して、新しいことを知ることやそれに感動することの大切さを知ってもらい、それぞれが成長し社会で活躍することを期待しています。


いかがでしたでしょうか。みなさんの会社ではどのような現場見学や社員教育を行っていますか?
もし現場見学をするとしたら、何を最も見てみたいでしょうか?
建設現場のどの側面を詳しく知りたいと思いますか?これからの記事で取り上げてほしいトピックがあれば、ぜひ教えてください。

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